悪玉菌が引き起こす弊害

悪い菌

腸内の中に悪玉菌が増えてくると、私たちの体に様々な弊害が出てきます。どういった弊害が出てくるのか具体的に見ていってみましょう。

・大腸の病気

腸内の悪玉菌が与える悪影響として、大腸がんを筆頭として大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎などの大腸の病気の原因となることは広く知られています。悪玉菌が増えると有害物質も増えるため、免疫力が低下します。そのため発ガン物質への抵抗力も弱くなり、ガンやポリープができやすくなってしまうのです。
また消化に必要な胆汁さえも悪玉菌の作用で変化してしまいます。胆汁は悪玉菌の働きかけで、発がん性のあるデオキシコール酸などの二次胆汁酸へと変わりガンへのリスクを高めます。

・悪玉菌の大腸以外へも影響

腸内に悪玉菌が増えると意外なところに悪影響が出ます。

①肌の変化
毒素は大腸から血液をめぐって皮膚から排出されます。そのため毒素や老廃物が腸内に滞ると、便として排出されなかった毒素や老廃物が吹き出物となってしまうのです。他にも肌がくすむ、小じわが増える、などがあり全体的に老けた印象になります。

②体重の変化
悪玉菌が増えると新陳代謝が悪くなるため、不要な老廃物や脂肪を体に溜め込み太りやすい体質になってしまいます。また症状が悪化すると生活習慣病にもつながります。

③体調の変化
腸内細菌は私たちの免疫力の70%をカバーしているとされています。そのため悪玉菌が腸内を支配するようになると免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったりアレルギー疾患などが出るようになります。

④脳の変化
悪玉菌の中でもウエルシュ菌は神経伝達物質をブロックする働きがあり、認知症を患っている人の便から多く発見されます。そのため悪玉菌が増えてくると、考えがなかなかまとめられなくなったり、長い間集中していられなくなるといった症状が出てきます。
またポジティブな感情をコントロールするセロトニンやドーパミン合成にも、腸内細菌が深く関係しています。腸内で悪玉菌が優勢になるとこれらの物質が不足するため、うつ状態になったり感情をうまくコントロールできなくなり、脳内がネガティブ思考に侵されてしまいます。

⑤体臭・口臭の変化
臭くなるのは便だけではありません。悪玉菌が増え排便がスムーズに行かなくなると、体臭や口臭もきつくなります。

・現代人の腸は悪玉菌だらけ
日本人はもともと農耕民族で穀物を中心とした食事をとり、食物繊維を豊富に摂取していました。そのため腸の長さが欧米人よりも長いということはよく知られていることです。ですが現代の日本人は食生活も変化し、運動能力の低下、幼少の頃からストレスにさらされているなど悪玉菌にとっての高条件がそろっています。
そのため年齢が若くても腸内年齢が高いという人の割合がとても高くなっています。

まとめ
悪玉菌は腸だけでなく色々な臓器に弊害をもたらします。現代の日本人は悪玉菌を増殖させる環境の中で生活しているといっても過言ではありません。もしかしたらあなたの体の不調も、悪玉菌が原因となっているのかもしれません。